こんにちは 講師の西岡です。
春です!4月です!新生活スタートの皆さん、おめでとうございます!春と言えば桜ですね。僕はゆうべ自転車でぶらぶらポタリングをしていたのですがここ最近の陽気ですっかり咲いていましたよ。お花見も楽しみです。
DTMによる作曲やアレンジ、レコーディングなどを中心に仕事をしている僕ですが、演奏活動も欠かせません。なぜなら打ち込みによる音楽演奏のためには実際の楽器による表現やグルーヴ、そして本来リアルタイムな時間芸術である音楽の本質を感じ続けないといけないからです。ずっとバンドをやっていた僕はその本質を活かしたプログラミングを心がけてきました。
しかしあるとき逆に打ち込みによるプログラミングもまた実際の演奏に活かせる、ということにも気づきました。細かく練ったアレンジをきちんと楽器で弾いてみるということは、フレーズに無理がないかだとか音楽の流れを止めてはいないだろうかといった検証によって、より説得力を増すのです。そうして創ったもの取り入れることで演奏の発想の幅を広くすることができるでしょう。
また打ち込みと生演奏を融合させることも、僕がバンド時代よりずっと続けてきた音楽表現のひとつです。全て生演奏というのが理想なのは言うまでもありませんが、ライブなどでバックトラックをただ鳴らすだけではなく、楽器による演奏を必ず入れて、生による揺らぎやダイナミクスの変化をオーディエンスに届けたいのです。そこにDTMならではのアクセントを入れたり、技術の発達したいまではコンピュータをメンバーとして加えてソフト音源や高機能なエフェクトをリアルタイムに活用することもできます。バックトラックを鳴らす際も単なる2ミックスではなく規模に合わせた編成を組んだり、生楽器との同期のためのクリックを仕込んだりと、準備にも手は抜けません。こうしたライブ演奏システムなどもレッスンで紹介できればいいなと思っています。
ではまた!
西岡健