こんにちは。講師の宮武です。

今回はちょっと昔話から…

私がDTMを始めた頃は、それこそDTMという言葉が出だした当初、
RolandのSC-55が発売された時期です。
このSC-55は高価で手が出にくかったシンセサイザーの音を
(比較的)低価格で楽しめる画期的なものでした。
音楽のみでなく、パソコンゲームのBGMのための
拡張音源としても使用できたりしたのです。
(当時はBGMをWAVで鳴らすなんてとんでもない!時代でした)

その頃のDTMソフトは「MIDIシーケンス」の機能しかなく、
オーディオの録音をするのには別途MTRを使うのが一般的でした。

PCの進化でDTMソフトも進化し、オーディオファイルが扱えるようになって
「Digital Audio Workstation(=DAW)ソフト」なんて呼ばれるようになり、
さらにオーディオのタイミングやピッチの補正機能も
今ではDAWソフトの標準機能になってきています。
特にCubase7.5のAudioWarp、VariAudioは便利ですね!

レッスンでも多くの生徒さんがボーカルやギターを録音してこられます。
タイミングやピッチの補正をすれば
アマチュアレベルを超えた作品に聴こえるようになります。

私は仕事ではほとんど打ち込みでBGMを作るので
そういう補正の作業もあまりしないのですが、
生徒さんのデータをレッスンで調節していく内に
(私の)補正技術がどんどん上がってきた気がします。

補正すればこんなに良くなるんだったら、
実際にどんどん録音してみようかな?という欲も出てきました。
ソフトシンセなどを使わず全部生演奏だけで作ったりするのも
面白そうだなぁと思ったり。
ギターでも習ってみようかなんて考えてたりします。

SC-55の時代からは考えられないような進化だなぁと
ふと懐かしく思い出したりしました。
今後どのような進化をするのか楽しみです。