こんにちは!講師の井尻です。

夏の暑さも一段落して、ここ数日は秋が来たかのような過ごしやすさですね。
そろそろカメラを持ってどこか自然の豊かなところに写真を撮りにいきたいなぁと考え中です。

さて、今回は専攻科の授業でのお話。
27期からアレンジの授業を担当し始めて、今33期生の授業が進行中なのですが最初の授業が始まる前にとあるお題を出しました。
それは「これがロックだ。と思う曲を1曲持ってきてください」という内容。
そして授業当日それぞれがそれぞれが思う「ロック」な曲を持ってきてくれたのですが、それがまぁ見事にバラバラ(笑)
アーティストはもちろん時代も曲調も本当に人それぞれで、僕としては狙い通りの結果になりました。

ロックとひとくちに言っても、音楽性だったり、精神的なところだったり、ロック的なエッセンスだったり、解釈は様々です。
33期のみんなが持ってきてくれた、例えばAvril LavigneとDeep Purpleでは「○○なロック」の「○○」の部分がまったく違うわけですね。
そして、僕らのようなアレンジャーの仕事というのは、この「○○」の部分をより見えやすく、伝わりやすいように音楽として構築することだと思う、と最初の授業の中でお話しました。
それには音楽的な知識ももちろん必要になってきますが、それと同時にたくさんの「○○」を知っている必要があります。
その為にはもっともっといろんな音楽を聞いて、その中のいろいろなエッセンスを自分の中に取り込んでいくことがとても重要です。
アレンジ講座が、33期の皆がそんな事を考えるひとつのきっかけになればいいなと思っています。

というわけで、授業の度にいろんな曲を参考として聞きながら、日々アレンジについて考えています!