こんにちは。講師の宮武です。

早いものでDeeで講師をさせていただくようになって
もう10年になります。
初めの内はMUやSCといったDTM音源を使ったレッスンが多かったのですが、
最近はソフトシンセ中心となって、
さらに録音したボーカル、ギターの処理、といった
オーディオ編集の内容に関するレッスンも多くなってきました。

今回は、私がDeeでどんなレッスンをしているのか、ということを
簡単に紹介してみたいと思います。

Deeで担当しているのは、専攻科のようなプロを目指すコースもありますが、
基本はマンツーマンの個人レッスンです。
私が担当しているソフトは、
「Cubase」「SONAR」「Singer Song Writer」といったDAWソフトの他に、
「Finale」「Sibelius」といった楽譜制作ソフト、
さらに「MOTIF」「MOX」「Juno-G」といったシンセサイザーの
音色エディットなどのレッスンも担当しています。

ソフトやシンセの使い方だけでなく、
基本的な音楽理論、作曲法についても
少しずつ身につけていってもらえるよう、
ソフトの使い方を絡めながらレッスンに組み入れています。

DAWソフトに関するレッスンでは、
特に初心者の方には「音を鳴らす楽しさ」を意識しています。
ソフトを使う場合は、何か一つの楽器を演奏するのと違い、
同時にたくさんの音色を鳴らせる面白さがあると思います。
簡単な楽譜から音符を入力してもらい、
その入力した音を色んな音色に変えて鳴らしてみることが
ソフトならではの音楽の楽しみ方ではないかな、と思うのと同時に、
簡単なアレンジのアプローチとしても勉強になるかな、と思ってます。

ある程度入力に慣れてきたら、早めにオーディオの書き出しをして
「完成した音楽ファイルを作る」ことを目指します。
WAVファイルやMP3ファイルといったオーディオファイルにしてしまえば
どんな人にも聞いてもらうことが出来るようになります。
オリジナル曲に限らず自分が作った音楽を誰かに聞いてもらうことが
音楽の楽しみ方の1つだと思います。

基本的な音の入力から音楽ファイルを作るまでの
一通りの手順を身につける事ができれば、
そこから先は生徒さんによって目指す方向性が違ってきます。
オリジナル曲を作りたい!という方には、曲作りについて。
オリジナルでなくてもいいので自分の演奏を人に聞いてもらいたい!
という方には、録音の手順から基本的なミックスについて。
生徒さん一人ひとりの目標に合わせてお手伝いをさせていただいています。

多くの生徒さんの完成した音楽ファイルを聴く事ができるのは
講師の特権だな、と思いながら、毎回楽しみにさせてもらってます。

僕が講師を始めた頃は、コンピューターで音楽を作ることは
まだ一部のマニアックな方向けの趣味、というイメージでしたが、
今ではどんな人でも楽しく音楽ができる方法の1つとして
定着しつつあるのではないかな、と思っています。
「DTMが趣味です!」という音楽仲間が
もっと増えていくことを目指して、
私ももっと勉強し、そして私自身も音楽を楽しみたいと思います。