カリキュラム
制作発表会
カリキュラム
制作発表会
制作発表会とは
専攻科では、学習意欲を高め学習成果を確認する目的で、就学中2回の制作発表会を行います。
1回目は入学から半年目に実施する中間発表、2回目は1年後の卒業時に実施する卒業制作発表です。
■中間発表
前期の授業で習得した音楽制作の基礎力と実践力を、中間発表課題の制作の中で確実に身に付けることを目指しています。
課題内容は作曲とアレンジですが、発表する課題を制作する過程でMIDIプログラミングやミキシングなど他の授業で習得した内容の実践的な復習となり、課題の制作にあたっては担当以外の講師もアドバイスすることになります。
■卒業制作発表
専攻科の1年間で学んだすべての知識とテクニックをフル活用し、プロとして通用する高いレベルの楽曲の制作を目指します。
各授業で学んだ個々の知識やテクニックをパズルのピースだとすると、パラパラだったピースが発表曲を制作する過程で次々と組み合わされ、プロとして音楽制作するための総合的な実践力が完成します。
卒業制作の楽曲作成に全力を出し切ることで、音楽を作る力が身に付くことになります。
中間発表
中間発表では、作曲演習課題とアレンジ基礎演習課題の2つについて制作します。制作にあたっては、MIDIプログラミング演習、ミキシング演習など他の授業で学習した知識やテクニックも必要となります。
作曲演習 課題
■テーマ : オリジナのメロディー制作とコード付け
■担当講師: 竹田佑介
■課題内容: オリジナルメロディーと簡単なコード付けを行った楽曲制作
■目的 : 基本的な楽曲制作の流れを学ぶ
■参考音源
36期 藤川隆史さんの作品
36期 小河原光さんの作品
アレンジ基礎演習 課題
■テーマ : 指定された楽曲のアレンジ楽曲作成
■担当講師: 井尻希樹
■課題内容: 指定された楽曲の中から選択した1曲をアレンジし、楽曲を制作します。
■目的 : アレンジ演習で勉強したジャンルごとのアレンジ技術を取り入れながらアレンジ楽曲を制作をし、曲の土台をつくるためのコード、リズムの基礎を学ぶことを目的としています。
■参考音源
36期 藤川隆史さんの作品
36期 小河原光さんの作品
作曲演習 課題
■テーマ : 打ち込みによるデータ表現
■担当講師: 西岡健
■課題内容: 各自で選択した既存楽曲の楽譜を入手し、その演奏をCubaseプロジェクトへ入力する。授業で学んだが各楽器の表現を元に、原曲の演奏ニュアンスをよく聞き取り、再現する。
■目的 : Cubaseでのデータプログラミング技術を磨き、音楽的な演奏作りと、アレンジを実践的に構築する。
■参考音源
卒業制作
卒業制作では、ボーカルPOPS制作演習、BGM制作演習、ダンスミュージック演習課題、動画制作演習にてそれぞれの課題を制作します。
ボーカルPOPS制作演習 課題
■テーマ : オリジナルボーカル楽曲制作
■担当講師: 井尻希樹
■課題内容: 1コーラスのオリジナルボーカル楽曲を制作します。なお、ボーカルに関してはボーカロイドを使用することもできます。
■参考音源
35期卒業 兼田智代さん
32期卒業 尾花 由佳理さん
BGM制作演習 課題
■テーマ : BGM制作
■担当講師: 西岡健
■課題内容: ①トレーラー映像を用いてBGM、SEを制作する。②ほかの授業課題(動画制作演習)とあわせて映像作品のテーマ曲を制作する。
■目的 : 実際の現場の仕事に近いかたちでのBGM制作を経験すること。
■参考音源
35期卒業 兼田智代さんの作品
35期卒業 大平宗史さんの作品
ダンスミュージック演習 課題
■テーマ : ダンスミュージックの制作
■担当 : 谷本真一 先生
■課題内容: ダンスミュージック制作演習で学んだダンスミュージック制作に必要なツールを活用し、90秒のダンスミュージック(EDM)楽曲の制作をします。
■目的 : ダンスミュージックの制作を行うことで楽曲制作に必要なサンプラ-、ステップシーケンス等の使用方法を学び、EDMだけでなく幅広いジャンルのアレンジの制作にも応用できるようにする。
■参考音源
35期卒業 大平宗史さんの作品
33期卒業 堀井健司さんの作品
動画制作演習 課題
■テーマ : 動画制作
■担当講師: 竹田佑介
■課題内容: 他の授業課題と合わせてミュージックビデオを制作する
■目的 : 決められた形式に則った卒業制作作品を作れているか
■参考音源
先輩の声

山口裕基さん 第29期(2013年度春卒業生)
学んだことや課題は、すぐにやりましょう!今やるか、後でやるかで、成長速度は10倍近く変わります。最初に習慣付けておくと、後が楽です。 毎回の課題をしっかりとこなしていれば中間発表、卒業制作の作品は素晴らしいものに仕上がります。