frenchbread さん

卒業年

専攻科38期(2016年秋生)卒業

音楽を志した経緯

小さい頃から楽器をやっていたわけではないのですが、高校生くらいのときに趣味でゲームを作っていて、そのゲームにBGMをつけるために我流で曲作りをはじめたのが最初の音楽活動・・でしょうか。
詳しくはブログに自己紹介を載せているので、ご覧いただけたら嬉しいです。

なお、ブログでは音楽制作についての初心者目線&初心者向けノウハウなどを書いています。定期的に更新しますので、お気軽にコメントなどお願いします!

http://frenchbread.hatenablog.com/

作品試聴

卒業制作用のCD「ソライロ」収録曲4曲を紹介します。歌&詩はネット上で音楽活動をしている知人の女性にお願いしました。それぞれ30秒のデモを置いていますので、聴いてみてください。

※楽曲の無断使用を禁止します。
※掲載されている楽曲のうち、有料にて使用していただくことができるものがあります。
※使用料や使用条件についてはお問い合わせください。

「shooting star」2017年10月制作
生ドラムやギターが活躍するバンドサウンドを作るのに苦手意識があったので、あえてロック曲にチャレンジしようと思って作りました。バンドサウンドをイメージしているので、トラック数も小編成です。アルバム名「ソライロ」は全曲共通で「空」をイメージする楽曲(詩)を目指した
ことから命名しており、1曲めのこの曲は夜空を情景として設定しています。

「ナミダ*ドロップス」2017年8月制作
曲名の「ドロップス」という言葉には「飴玉」と「雫」の意味がかかっていて、「飴玉」という言葉から甘い雰囲気を、「雫」という言葉から透明感を出す、というコンセプトで楽曲制作しました。曲調はエレクトロポップで、デジタル系の音色を多めに使っています。
この曲の「空」は、飴(雨)を降らす元として登場し、色としては透明です。

「cho.co.love」2017年4月制作
「ショコラ」と「ラブ」をつなげて「cho.co.love」という楽しいタイトルです。まだ少し幼いけど背伸びしてオシャレや恋をしている女の子が主人公という設定なので、軽やかなジャズ調の曲にしてみました。場面は昼下がりの時間帯で、「空」は曲中の女の子の気分とリンクして、ため息がでるような曇り空だったりすがすがしい青空だったり、と移り変わります。

「夢患」2017年5月制作
演奏時間が6:40ある長編バラードとなったので、CDの最後の曲にしました。演奏時間が長い分、平坦になりすぎないように、展開ごとにアレンジを少しずつ変えるよう工夫しました。基本的には物静かな演奏から始まり、終盤に向けて盛り上がっていきます。(デモはいわゆる大サビの、最も盛り上がる部分です。)
透明感のあるボーカルが曲によく馴染んでいると思います。
この曲での空は、雨が窓を打つ灰色の空から、やがて綺麗な朝焼けの空を迎えます。

デジタルサウンドクリエイター専攻科を卒業して

授業を受けての感想

DTMでの音楽制作は1人でなんでもできてしまう分、メロディ・コード作りから演奏表現・ミックス・マスタリングまで、求められる知識が非常に幅広く、独学ですべてを習得するには膨大な試行錯誤が必要になると思います。デジタルサウンドクリエイター専攻科のカリキュラムは、ゼロからでも一通りの基礎知識が学べるようよく考えられており、僕の場合は入学前にある程度の経験を積んでいたのですが、基礎から一通り学べ直せたことはとても有意義でした。

後輩に対するメッセージ

仕事をしながら専攻科に通うかどうかを悩まれる方も多いと思いますが、私の期(38期)は4人とも仕事と専攻科を両立させて卒業を迎えることができていますし、中には全く経験がゼロの状態から始めた人もいますので、やる気さえそれなりにあれば、その点は大丈夫と判断していいと思います。

今後の活動予定、ご自身の音楽観など、特にアピールしたいものは是非教えてください。

今は誰でも音楽を作って幅広く発信できる時代です。実際に私もネット上で作品を配信したり、その活動を通じてリスナーの方や、自分と同じアマチュアクリエイターの方たちと知り合えたりして、とても充実しています。

実は入学当初、さすがに専攻科に通っただけで音楽のプロになるのは難しいだろうと思っていた私は「じゃあ入学して何になるのか?」と悩みもしたのですが、実際に1年間を過ごして、「音楽制作のスキルを磨くことで広がる世界が必ずある」ということが実感できましたので、ぜひみなさんもチャレンジしてみてください!