ナカムラ・ツム さん
卒業年
専攻科21期(2008年春生)卒業
専攻科に入学した経緯
2008年3月に相愛大学の作曲専攻を卒業したものの、ＤＴＭが出来ないがために就職活動で難儀しました。そこで、ちゃんと専攻科で正しく勉強しようと思ったからです。
得意な作曲ジャンル
アコースティック系、イージーリスニング系、癒し系、ＰＯＰ系
特徴：１．作曲段階に最重点を置く ２．独特なフレーズ感に定評
作品試聴
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暗中模索
失敗から成功へ、陰から陽へ。というイメージを持たせたこの曲は、暗めの曲調から明るい曲調へといくつかのフレーズが試行し変化します。「明るくてポジティブでいたいのに上手・ｭいかない…」そんな葛藤を乗り越えたいという気持ちをこの曲に表現しました。
お出かけ
午前９時の気温16℃、澄んだ青空、適度に乾燥した空気…。こんな日はお出かけしないと損だろう！というウキウキ感を表現してみました。イメージとしては最寄り駅へ歩いていく時のＢＧＭですね。
春の匂い
冬の終わり、春がやってくる時…。この期間だけ感じることの出来る「草花の匂い」と「柔らかな空気」は、食べ物を除けば私が最も好きな匂いです(但し都会を除く)。桜が咲く数日前のそんな初春をイメージさせる曲です。
VS 頑固汚れ!
主婦を悩ませる水回りの頑固汚れ。例え掃除テクが効いていても、落としきるには気合いと根性が必要です。この曲は、そんな汚れと対峙する主婦の様子を表しています。
Tailwind
勝敗を争う中、追い風を呼び込み、その流れに士気が乗っかっていくイメージ表現しました。 RPGに例えるならボス戦の雰囲気です。
Prologue
誰かが誰かに伝えたいお話の始まりを、または何かが始まりそうな予感を粛々と表現しました。落ち着いたオーケストラ調です。
デジタルサウンドクリエイター専攻科を卒業して
専攻科に入学するまでは我流で作曲してきたのもあり、確かな知識も無かったため自分の作曲スタイルやセンスに「これでいいのか」と思うことばかりでした。
しかし専攻科に入・ﾁて色んな音楽の基礎を学ぶにつれて「こうだったんだ」とか「やっぱりあれで良かったんだ」と、徐々に正しい知識へと脳内で添削・修正されていきました。
何より良かったのは、個々のアクとも言える部分を否定されなかったことです。
個性は個性でも使い方が悪ければアクにしかなりませんが、自分の気づかない悪い点は捨てずに汚れを落として再利用出来ることも知りました。
今思えばここの授業以外で学んだこと、仲間の曲やセンスから学んだこと、これらが現在の自分の中に新しいスタンダードを作ったんだなあと思います。
