KeyHIROSHIMA project

卒業年

専攻科41期(2018年春生入学)卒業

音楽の道を志した経緯

楽器は全く弾けなくて、20代の後半に鼻歌で作った歌を知人にアレンジしてもらったのが始まり。

SingerSongWriterLiteというソフトで一度鼻歌作曲にチャレンジしましたが上手く行かず断念。

2012年に中国雲南省少数民族楽器奏者兼歌手の知人からの誘いで、葫蘆絲(フルス)をはじめ、音楽活動が始まりました。同年から沖縄三線教室も断続的に開始。それから関西各地で演奏活動するようになった頃、2014年の重度の病がきっかけで、音楽を作品として残してみたいと思う小さいころからの夢がだんだん強くなり新しいPCを買ってそのままDeeへ訪問しました。

Soundcloud

作品試聴

「SMILE -the first song-」(2018年10月制作)

生まれて初めて作った歌入りの自作曲。MIDI入力制作能力が全く足りない時期で、とにかく簡単でわかりやすいメロディをコンセプトで作った曲。日々忘れかけていた笑顔の大切さを歌った曲。

「Gear Change イケイケ Going-up-LIFE is full of suffering, full of the overcoming-」(2019年1月制作)

卒業直前のパソコン故障で、新たなパソコンで一夜漬け6時間で作った曲。

この曲は、色んなトラブル、困難、逆境に負けない、前に突き進むをテーマに作ったEDM。残りの卒業制作の応援歌になるほどとても気に入っている80年代風EDM。既存のEDM曲分析課題が良かったです。谷本先生に感謝。

「特別な花。 Tokubetsu na Hana~If you can dream it, you can do it.~」 (2019年4月制作)

2019年2月に大阪城公園の梅園で咲いていた「思いのまま」という品種の梅花が咲いていて、ふと立ち止まって暫くそれを眺めていて浮かんだ曲です。歌もの課題はわかりやすくすぐ覚えられるようなメロディがコンセプト。友好をテーマに、交流している国々の民族楽器を取り入れた曲を作りました。この曲は、民族楽器の表現を色々考査して何度もシミュレーションしながら作りました。曲が出来てから歌詞を考えました。とりあえず作って、メロディのニュアンスが歌詞と合うかどうか考査して、歌詞をパズルのように嵌め込んで作った曲。井尻先生のアドバイスはとても参考になりました。

「TIME-UP Searching For The Match~In the middle of difficulty lies opportunity~」(2019年4月制作)

PC故障で急遽新PCで卒業発表3日前に一夜漬け8時間で作った曲。時間制限の中でファミリーがさらわれて探しに行く旅の途中で発生するタイム制限シーンのBGM用のゲーム音楽。

2010年にインドネシアのバリ島ウブドゥで体験した複数のリズムで構成された民族楽器ジェゴグ、アンクルンを使って表現しました。宮武先生から「大成功」と評価を受けてとても嬉しかったです。

「空の向こうに light behind the clouds.~greatest glory is in rising up every
time we fail~」(2019年4月制作)

卒業発表2日前にほぼ一夜漬けで作った曲。2時間でメロディーとコードを決めてから各楽器のパートを音色を鳴らしながら決めていきました。最初はエクスプレッションで入力していましたが、モジュレーションで打ち直した関係で卒業発表時に細かい修正は間に合いませんでした(笑)。

オーケストラ課題は卒業制作中に起こった信じられないほどのトラブルの連続、パソコン故障で作れなくて思うように行かず追い込まれた時、そうした様々な困難や苦悩を人生にたとえて表現した曲です。自分自身の中では夢中ながら一晩でよく作ったなぁとびっくりしているところです。

デジタルサウンドクリエイター専攻科を卒業して

専攻科に通って良かったこと、成長出来たことをお聞かせいただけますか?

専攻科に通って、

短期間で曲を作れるようになったのは嬉しかったです。自分で曲を一から作るという夢が叶いました。卒業間近のパソコン故障で卒業発表に間に合わないくらい追い込まれている中で、新しいパソコンで一夜漬けでほとんど各課題を制作できたのは、今でも奇跡のように感じますし、逆にその経験が「私にも音楽制作できるんだ」という喜びが芽生えました。私のような高齢でも、Cubase0音楽知識0状態から始めて、一夜漬けで1曲作る力があったんだぁと(笑)。

最初の頃は、自分にはイメージ通りのCDのようなプロの曲作りができるのかなあと思っていました。

一緒に学ぶメンバー方々が前期からとても整ったプロの出来上がったような曲作りをされていたので、少しでも追いつきたいという思いが強かったです。多忙の中色んな参考書を読んで必死でくらいついていた気がします。

特に一緒に学んだ他のメンバー3人には心から感謝感謝の気持ちでいっぱいです。一緒にDeeLiveFesで演奏できたことも思い出になりました。

挫折劣等感追い込まれ感でいっぱいだった前半のときの米谷先生のミーティング?でのお言葉とレベルの高い皆さんがいたおかげで、この1年粘り強く根気強く取り組んで曲を無事作れるようになってきたのは感動し感謝胸いっぱいでございます。

卒業制作4日間寝ずに活動していたので、終了し嬉しくて卒業発表後の懇親会でパ~っとなってしまいました(笑)。専攻科でなかったら1年で色々できるようにならなかったと思います。

また最初のうちはMIDI打ち込みがついていけず、とても挫折していましたが、自分は自分と言い聞かせて、自分なりのペースでやろうと慌てず取り組んでいきました。

授業では途中経過の時点ではとにかく使い慣れるために色々音作りにチャレンジして、敢えて他の人がしないかなあと思うようなことや、きっとダメ出しを食らうんじゃないかという音作りで遊びながらマイペースで取り組んでいました。その方が自分と先生の評価のズレを確認できたのと、自分で納得しながら制作を進められると思ったからです。

で、やっぱりかぁ、予定通りのだめだし低評価を頂きながらちょっとずつステップアップしながら卒業制作に結び付けていったところです。卒業発表では一夜漬けの割に比較的高評価を頂きました。宮武先生のゲーム音楽発表の”大成功”って言ってくださったお言葉や、米谷先生の懇親会で頂いた、”完成されてる”というお言葉は大変嬉しかったです。制作できるようになったんだっていう”宝物”になりました。今後は知人の歌手、ボーカリストの方々や私を民族音楽に導いてくれた中国の先生などに曲を提供したり、自分自身もテーマを決めて短い曲を中心に色んなジャンルの音楽制作にチャレンジして、ボーカルの歌い方の研究や、歌詞とメロディと歌い方の調和の研究、コード展開やスケールなどいろいろ今後も少しずつ時間見つけて精進していきたいなあと思います。音楽でまた助けられた1年になりました。

音楽に感謝。Deeに感謝。諸先生方、スタッフ方々に感謝、一緒に学んだ3人に感謝です。

ほんまおおきに。ありがとうございました。

後輩に対するメッセージ

短期間で曲を作りたいという思いがあるなら、ぜひ専攻科をおすすめします。

私のような人生半ば以上を過ぎて中年高齢で脳機能も低下して音楽知識もCubaseの使い方も0から初めても曲を作ることができましたのでチャレンジしてみてください。Cubaseの使い方がわからない人はソフト苦手な人は基礎講座を受講していないと授業の課題で大変苦労するかもしれません。

何事も基礎はとても大事だと思うので、MIDIの基礎入力や音楽の基礎理論や主要なコード、スケール、シンセの使い方等はしっかりマスターしたほうがいいです。

仕事でもスポーツでもしっかりイメージして取り組むことは早く作業習得できるのと同じで、曲作りも、予めしっかりした曲のイメージを作ることが重要だと感じます。具現化するためにノートにコンセプトや曲イメージ、コードや展開、ストーリーなどをメモるのもおすすめです。

最後の卒業制作の時にそんなことを意識しながら作り色々理解して覚えていったと思います。前期で苦労していたことで卒業時にはよりいい作品が作れるようになっていく自分に喜びを感じていくことでしょう。自分の身の丈にあった学習法やペースで進めて、必要に応じて先生方のおすすめ教材や音楽理論書を読んだりしてみてください。新しい発見に出会えるでしょう。特にギターやピアノや民族楽器の打ち込みはその楽器をしていないとわからないことが多々あって、西岡先生のMIDI演習の他にも、専門書を読むなり、Youtubeなどで、その楽器の奏法を聴いたりしたほうがいいと思います。特にギターや弦楽器は最難関。私は特にその分野が超苦手なので民族楽器の入力の仕方も含めて本を買って読んで少しずつ活かしていきました。

終了してからも、特にその方面での就職などしない場合など、制作意欲の維持は大変かと思いますが、自分なりの目標を持って継続して作っていくことが大事かなあと思います。今後は、他の用事があるので、時間見ながら、CMのような短い数十秒やワンコーラスの曲をいくつもパターンを作っていく練習や耳コピの自主練習をしていきたいと思います。

制作した曲を聴いて頂いてもわかると思うのですが、前期の頃からはかなり音作りも向上できてとてもとても成長できたんじゃないかあと自己評価しています。

ぜひ1年頑張ってください。