金城 喜幸

卒業年

専攻科46期(2020年秋生入学)卒業

音楽の道を志した経緯

【ビートルズの衝撃】
小学生の頃から「音」が好きで、親戚の家にあったテープレコーダー(オープンリール!)を2台回してマイクで自分の声を重ねたりする、今から思えば多重録音の走りのようなことをして遊んでいました。かといって特に音楽好きというほどではなかったのですが、中学生時代にビートルズの音楽に出会って世界がひっくり返るほどの衝撃を受けました。それまで聞いていたどんな音楽とも違っていて、とにかくその表現の自由奔放さに惹かれ、気づけば自分でもギターを弾いて曲を作っていくようになりました。

作品試聴

「蒼い水の底から」(ボーカルポップス卒業制作 制作日:2021年8月)

ケルティックウーマンやエンヤなどの世界に憧れて作りました。北欧系にとどまらない無国籍感を出したかったので、エキゾチックな音階を使用し、歌詞も完全な造語にしました。

「新世界から 第二楽章」タンゴアレンジバージョン(アレンジ演習中間制作 制作日:2020年3月)

井尻先生の中間発表課題で、「新世界から 第二楽章」の有名なメロディーをタンゴ調にアレンジしたものです。このアレンジによって改めてタンゴというジャンルの奥深さも知りました。

「蒼い水の底から」(動画制作演習 卒業制作 制作日:2021年9月)

ボーカルポップスの曲のインストルメンタル版に、抽象画を合わせてみた動画です。

https://youtu.be/fKmEdMnePUk

デジタルサウンドクリエイター専攻科を卒業して

専攻科に通って良かったこと、成長出来たことをお聞かせいただけますか?

一定のカリキュラムに従って系統的総合的にDTMが学べるということが大きいです。とにかくDTMの世界は裾野が広いので、独学で学びを進めていると今自分がどんな場所に立っているのか、何が足りなくて何を補強したらいいのかを見失いがちです。けれども専攻科で系統的に学びを進めていくと、全体像をはっきり見据えながら、過不足なく網羅的に学びを進めていくことができます。いわば「がむしゃらに好きに進む」状態だったのを、「好きなことを積み重ねて高みを目指す」ようになれたことがいちばんの収穫です。

後輩に対するメッセージ

今はネット情報や関連書籍の充実で、独学でも昔に比べたらDTMの勉強をどんどん進めていける時代となりました。ですので自己流で知りたいことを調べながら進めていくことはかなり容易な、ある意味、ありがたい環境になっています。

ただ、その勉強法で難しいことは、自分が立てた目標を常に意識しながら、今自分がどんなところにいるのかを客観的に把握することでしょう。一人で学んでいると、どうしてもそのあたりの意識がおろそかになってしまいがちです。目標設定をいきなり高いところに置いてしまってモチベーションが維持できなくなったり、反対に目標が低すぎてマンネリになったりする危険が独学には絶えずつきまといます。

そんなとき、「導く存在」がいて、その人が真の高い目標と、そこへたどり着くための道筋を提示してくださることにより、今自分がどのあたりにいて、何が足りなくて何を学ぶことが必要なのかが明確にわかります。さらにそのことを共に進めている仲間の存在があることで、ともすれば孤独になりがちなDTMの作業を、互いに切磋琢磨しあいながら進んでいける擬似共同作業へと変えて行ってくれる効果があります。結果的にモチベーションを保ちながら、高い目標へ向かってブレずに最短距離で進んでいくことができるでしょう。

私にとって専攻科というところは、まさにそんな場所でした。独学ではなかなか得ることが難しい目標達成への推進力と機動力を育ててくれる格好の場であると、自信を持っておすすめすることができます。